Mercedes-Benz ワークスレーシングドライバーのエウィ・バロネス・フォン・コルフ=ロスキスト氏、94歳で死去

メルセデス・ベンツのワークスレーシングドライバーであったエウィ・バロネス・フォン・コルフ=ロスキスト氏が、2024年7月4日に94歳で亡くなりました。メルセデス・ベンツ・ヘリテージGmbHのCEO、マーカス・ブレッチュウェルド氏は、「彼女の功績を永遠に忘れず、その記憶を称え続けます」とコメントしています。

1929年8月3日、スウェーデン南部のストーラ・ヘレスタッド(イェスタッド)に生まれたエウィ氏は、5人兄弟の中で唯一の女性でした。農業学校を卒業後、獣医助手として働くかたわら、メルセデス・ベンツの車で日々200キロもの距離を走り、運転技術を磨きました。

1954年にモータースポーツ愛好家のエンジニア、イングヴェ・ロスキスト氏と結婚し、ラリーに参加するようになりました。彼女は1956年に初めて「ミッドナイトサン・ラリー」に出場し、その後数々のラリーで女性部門の優勝を果たしました。1960年にはボルボのワークスドライバー契約を結び、1962年にメルセデス・ベンツのワークスチームに移籍しました。

エウィ氏とコ・ドライバーのウルスラ・ウィルト氏は、1962年のアルゼンチン・ツーリングカー・グランプリで全ステージ最速タイムを記録し、総合優勝を果たしました。彼女はその後も数々のラリーで優秀な成績を収め、1964年に引退しました。

引退後はメルセデス・ベンツのブランドアンバサダーとして活躍し、2019年にはアルゼンチンでの勝利を振り返る短編映像「Ewy Rosqvist: An Unexpected Champion」が公開されました。

詳細はこちらをご覧ください。

日付: 2024/07/09


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です